活動レポート

『500times vol.6』 下原 三千就 さん(世羅町)のご紹介!

『500times vol.6』  下原 三千就 さん(世羅町)のご紹介!
「人と人の相互交流こそ、人生の宝」

「人と人の相互交流こそ、人生の宝」

もともとはWWOOF※のホストとして、20か国400~500人ほど農業ボランティアとして受け入れていました。その後「世羅6次産業ネットワーク」事業に参加し、先進的に活動されていた島根県邑南町や大分県安心院、石川県能登町などの現地研修へ赴き、世羅町での様々な活動に携わってきましたが、人との交流が好きで、本業である農業の経験を生かし、農家民宿を始めました。

現在2軒運営しており、特に、都会から家族連れでの利用が多いですね。1日1組限定とし、コロナ対策には万全を期しています。木を切り、焚火で焼き芋をしたり、敷地内で飼っているヤギやニワトリ、愛犬(柴犬)の福ちゃん・桜ちゃんなどの動物たちとふれあったりと、里山ならではの体験をたくさん提供しています。留学生や世羅町で行われるモトクロス大会を見に来られた町外・県外の方などにも利用していただき、ここをすごく気に入り、中には帰りたくないと泣き出す子もいますし、お礼のメールや手紙がたくさん届きます。ここでの民宿体験がきっかけで、カップルになり結婚して子どもが生まれたという報告もありました。「私の国にも遊びに来てください」と招かれた時には、実際に台湾まで足を運んだことも。これまで訪れてくださったみなさんの民宿体験の様子を撮影した写真やお礼の手紙などは、すべて大事な思い出としてファイルに納めています。こうした相互交流こそ、人生の宝だと思っています。

時には、文化の違いによる海外の方との行き違いなどで大変だと思う時もありますが、日々を大事に生き、多くの人と交流し、経験を積み、気づきを得ることで結局それが自分の肥やしになる、みなさんのお世話をさせていただくことが自分自身のためになっている、と前向きに考えています。
今は、民宿を核にした「体験型農場」づくりが進行中です。ヤギ牧場や花園のほか、炭焼き、ドッグラン、バーベキューなど様々な施設・道具をそろえて、色々な体験が楽しめる場所にしたいと思い、さらに敷地を拡大して整備を進めているところです。今後は、公園や散歩コースもつくり、宿泊客はもちろん、地域や国籍を越えて色々な方が交流できる場にするのが夢ですね。1度きりの人生なので、これからもしっかりと将来のビジョンをもって、前向きに走り続けたいと思っています。

※WWOOF(ウーフ)…有機農家(ホスト)とウーファー(会員)間で、お金のやりとりなく「食事・宿泊先」と「知識・経験」を交換する「友達が友達を助け合う」仕組み。

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下原 三千就さん(世羅町)
農家民宿「下原屋」経営
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