活動レポート

『500times vol.5』 熊高 洋一 さん(安芸高田市)のご紹介!

『500times vol.5』  熊高 洋一 さん(安芸高田市)のご紹介!
「『なんか楽しそうな地域じゃね!』感を伝えたい」

「『なんか楽しそうな地域じゃね!』感を伝えたい」

高校から市外に出ましたが、結婚を機に安芸高田市川根地域へUターンしました。いざ帰ってみると、シカ対策の柵や藪があるため、川まで下りられず、こんなにきれいな故郷の川が生かしきれていないことを実感しました。そこで、せっかくの地元の宝を活用したいという思いから、美しい長瀬川を子どもたちの遊び場へしようと、平成29年、「かわら(川原)再生プロジェクト」と銘打ち、長瀬川の川に降りる階段や景観整備を行い、「かわらで遊ぼう!」のイベントをスタートさせました。この活動がきっかけとなって、川根地域が注目されるようになったなと実感しています。

「かわらで遊ぼう!」は毎年8月に開催していました。参加者より提案があり、第1日曜日を開催日としとしました。主に夏休みを利用して地元へ里帰りをされている方たちを対象としていて、30名ほどの参加者が集まります。江の川漁業協同組合の協力もあり、提供してくださったアユのつかみ取り体験を行い、おいしく塩焼きにして食べたり、ライフジャケットを着て川下りをしたりと、自然や命の大切さを学びながら地域の魅力をたくさん感じていただけるイベントです。

最初は人を集めるのに大変苦労しました。平成29年に地元の商工会青年部などのメンバー5〜6人からスタートし、そこからは自然に人が集まり始め、今ではイベントに携わるスタッフも10人くらいに増えています。1番嬉しかったのは、企画に参加した人がファンからメンバーになってくれたことですね。今では市外の方もメンバーにいらっしゃいます。こうして口コミやSNSによる情報発信によって参加者が増えてきたところに、感染症の影響で、この2年ほどはイベント開催が難しかったのですが、令和4年夏には再開を目指して頑張ります。

今後はこれまで夏だけのイベントを、冬にも行えればと考えています。例えば、地元の小学校の体験授業で炭焼き合宿があります。地域の方が指導していて、今後そう行った体験も取り入れたいと考えています。イベントの担い手確保を含めて、地元の歴史文化を伝えられるようなものができるといいなと。

令和3年から実行委員長を務めているサイクリングイベントも、復活のためにクラウドファンディングを実施するなど力を入れてきたので、令和4年9月11日に「ツールドひろしま安芸高田 2022」を5年ぶりに開催します。さらに安芸高田市全体の地域の賑わいづくりに貢献したいですね。

令和3年からは地域おこし協力隊の方が夫婦でやって来られました。その地域おこし協力隊の方が、古民家を再生してバーをつくりたいと活動されていて、地域がどんどん賑わってきています。そういった方たちとも連携して今後もいろいろな企画をやっていきたいです。

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熊高 洋一さん(安芸高田市)
フォレストインKawane 代表
「ツールドひろしま安芸高田」実行委員長
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