活動レポート

『500times vol.4』掲載:浦田 愛さん(三次市)のご紹介!

『500times vol.4』掲載:浦田 愛さん(三次市)のご紹介!
「外と中の縁を結ぶことができる場づくりをめざして」

「外と中の縁を結ぶことができる場づくりをめざして」

私は福岡市で育ちました。子ども時代はガールスカウトやジュニアリーダー活動を通して、まちづくりやキャンプ、フィールドフォークソングと出会い、影響を受けました。

大学で児童教育を学んだ後、広島県三次市に単身Iターンしました。「日本の農村の雰囲気が日常としてあり、観光地化されていない場所に一度住んでみたい」と周り中に相談して紹介いただいたのが、三次市でした。

大学生時代にキャンプカウンセラーやまちづくり団体と関わっていたことから、移住後すぐに地域づくり団体に声をかけていただき、地元の子どもたちがふるさとの良さにふれる体験イベント企画に携わりました。仕事では、農園と社会教育系の2つの会社に勤務しましたが、子育てと仕事のバランスを取るため退職。その後は、フリーランスとして、主に子ども向けの自然体験やあそび歌のコンサート企画を行っていました。

ある時、三次市内の廃校活用検討委員会に応募したことがきっかけで、NPO法人ほしはら山のがっこうの、ふるさと自然体験塾長・副理事長へ就任。現在は、地域内外のみなさんと一緒に都市農村交流を通じた地域づくり事業として校舎の宿を運営し、また田植えや森づくりなどの里山体験、サイクリングイベントやキャンプなどを実施しています。

移住してきた当初は、地域の暮らしの全てがつかめず、海外に来たのかと思うくらい何もわからずカルチャーショックを受け苦労しましたが、次第に好奇心が勝って「わからないことはすぐに聞こう」といろんな方を訪ねて歩きました。もしかしたら!いちばん苦労されていたのは、私の疑問に答える地域の方たちだったのかもしれません。後から聞くと、疑問に答える側である地域の方も、「外から来た人はここがわからないんだ」と知ることができ、どんなことに困るのか、どんなことを面白がるのかを外から来た方の目線で共感できるという発見があったそうです。次第に地域ならではの風土が面白くなって、地域の方々を取材して回り、100名の方の人生の聞き書きを仲間と行ったのは貴重な体験となりました。

地域の方も移住した方も、この地域に訪れた方も、みんなの縁がつながっていったら楽しいですよね。そのために、私はまず地域の方がこの地域で楽しく暮らせる環境を作ることが大事だと思っているので、地元の小学生と一緒にご当地ソング作りをしたり、その歌に地域住民でダンスをつけたり、Eバイクコースづくり、サイクリングの交流イベントなどいろんなことを地域の方と一緒にやっています。地域の一人一人が元気で暮らし続けられるから、私たちの心の原風景である、ふるさと景観も続くんです。今後も「ほしはら山のがっこう」が外と中の縁を結ぶことができる場となり、たくさんの方にふるさとや里山の良さを体験してもらえるよう取り組んでいきたいです。

私自身、農村について全くわからなかったし、田んぼにも畑にも入ったことがなかった、体験できる場がほしかった。これからも、このふるさとの暮らしの日常の面白さを体験できる場をひらいていきます。そんな場に出会うことで、自然に対して愛着・親しみが湧く方、自然と共に生きていくライフスタイルを選ぶ方々が増えたらいいなと思っています。そしてみんなで、このふるさとを100年後の子どもたちに手渡したいです。

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浦田 愛さん(三次市)
NPO法人ほしはら山のがっこう
ふるさと自然体験塾長・副理事長
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