小学生に“睡眠の授業”をして気づいたこと

導眠整体らくしん館 永見ヤスヒロ
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創業152年の歴史ある山口市立秋穂(あいお)小学校
このたび、山口市社会教育課を通じて、
山口市立秋穂(あいお)小学校にて、5・6年生を対象にした
睡眠講座を担当させていただきました。
・山口市秋穂(あいお)地区ってどんなところ?
秋穂地区は山口市の南端、新幹線の新山口駅から車で25分の
瀬戸内海に面した自然豊かな地域です。
人口は5,980人(令和6年9月30日現在、山口市統計より)。
温暖な気候に恵まれ、車えびの養殖発祥の地としても知られています。
また、糖度の高いフルーツトマトの栽培など農業も盛んで、
漁業とともに地域を支える大切な産業となっています。
その秋穂地区にある秋穂小学校は、明治6年(1873年)5月創立。
令和7年で創立152年目を迎える、歴史ある学校です。

講座前のようす(プライバシー配慮のため画像を一部加工しています)
・どうしたら、もっと元気にすごせるかを学ぶ
今回は、同校の「学校保健安全委員会」の行事としてお招きいただきました。
養護教諭の先生が中心となって企画され、「運動」「食事」「睡眠」、
そして保健給食委員の児童が自ら企画したテーマの4つのカテゴリーに分かれて学ぶ内容でした。
児童たちは4つの班に分かれ、ローテーション形式で各講座を体験します。
それぞれの分野には専門の講師が招かれ、 「運動」は理学療法士さん、「食事」は栄養士さん、そして「睡眠」は睡眠健康指導士である私が担当しました。
私にとっては、これまで中高年向けの講座が中心だったため、小学生向けの講座は今回が初めて。 さらに、1回20分の講座を4回繰り返すという形式も初体験で、やってみるまでは不安もありました。
そこで、内容が盛りだくさんにならないよう企画の段階から注意をしました。
・健康な生活習慣をおくるためにはー眠りも大事
○「体内時計と朝の光の大切さ」
○「夜のスマホやゲームが眠りに与える影響」
の2点にテーマを絞り、
スライドや資料を準備。事前に養護教諭の先生にもご確認いただきました。
当日は広い体育館での開催。隣では「運動」の実技が盛り上がっていたこともあり、
声やジェスチャーを大きくし、児童たちと対話しながら進めました。
保護者や先生方も後方で聴講されており、終始楽しく学べる雰囲気の中で、
睡眠の大切さを伝えることができたと感じています。
・緊張の校長室?
講座終了後は、他の講師の方々とともに校長室で懇談の時間をいただきました。
歴代校長先生の写真が並ぶ中、初代校長先生が刀を持って写っている姿が印象的でした。
現校長先生によると、その方は明治維新で活躍した奇兵隊の一員だったそうです。
小中学校を卒業して久しい私ですが、やはり校長室という場所は、どこか背筋が伸びるような緊張感がありますね。
(おわり)
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