活動レポート

漂着カキ筏の竹で炭づくり、里づくり

漂着カキ筏の竹で炭づくり、里づくり

一般社団法人 ふるさと楽舎 / 広島修道大学環境サークルがんぼ

馬場田真一

(一社)ふるさと楽舎 理事 / (一財)広島県環境保健協会 地域活動支援センター 主任

里海に栄養塩を+

里海に栄養塩を+

海では、海洋プラスチックごみや貧栄養化が課題となっています。
里山では、休耕田が広がりつつあります。

海岸に漂着する養殖筏の残骸の竹を集め、炭化させ、これを休耕地や田畑、山林に散布して土壌改良、有機物を増加させ、里山から海に流入する栄養塩を増やせないかと考えた取り組みを、修道大学の学生たちと取り組んでいます。

修大生の背中

修大生の背中

今年度は600kgの漂着竹の回収、炭化、全炭素量と塩分含有量を測定することをミッションとしています。

すでに600kgの竹は回収済み。
 宮島、江田島などで、竹を回収し、安佐北区で炭化を行っています。

炭化した筏の竹

炭化した筏の竹

無煙炭化器を使って、集めた竹を炭にします

温度は600℃を超えるため、アツイ作業になります。

この後、検査分析機関に炭を提出して、検査となります。
 検査結果を受けて、炭が自然環境下に投入できるかを判断していきます。

土が、山が、里が元気になり、豊かな自然環境を維持できるよう何ができるか、引き続き考え、行動を進めていきます。

インフォメーション

一般社団法人 ふるさと楽舎 / 広島修道大学環境サークルがんぼ