元気さとやま応援プロジェクト補助金 活用事例紹介 呉市下蒲刈町 北尾悦子さん
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〈この記事では、チーム500登録者限定の制度「元気さとやま応援プロジェクト補助金」を活用された方の事例を紹介しています〉
プロジェクト名
瀬戸内天然ひじきのブランド化に向けたギフト商品開発
プロジェクト概要
呉市のとびしまエリアで収穫される磯の香り豊かなひじきを、2005年から販売しています。鉄釜で茹で上げて天日干しする昔ながらの製法にこだわったひじきは、地味ですが栄養価が高く、ぜひ食卓に並べて欲しい食材です。簡単なひじきの食べ方についての発信も行っています。
補助金を活用して実施した内容
国内のひじきの90%以上が外国産が流通している中、国産の良質な天然ひじきをより多くの人に届けるため、「ひじきごはんのもと」や「ひじきせんべい」といった商品をまとめたギフトボックスを企画しました。今回の補助金は、そのボックスと専用の手提袋のデザイン制作費に活用しました。
補助金を活用した結果
2022年11月に、50箱限定でギフトボックスのテスト販売を開始し、1日で予約完売となりました。実際にご購入いただいた方からは、「高級感がある」「健康志向の方へのギフトとして選びやすかった」などの声をいただきました。
プロジェクトのこれから
お米と合わせた商品開発で
ひじきをもっと身近に
現在、「ひじきせんべい」という新たな商品を販売しています。これは、日本人にとってとても大切なお米とひじきを掛け合わせ、商品開発をしたいというこだわりから生まれました。今後も、お米とひじきを組み合わせた新商品の開発を進めていく予定です。
また、2024年8月には、「えっちゃんのひじきクッキング」という子育てママさん向けのイベントを企画・実施しました。これからも、さまざまな形で食卓にひじきを取り入れる大切さを伝えていきます。
これらの活動を通してひじきの魅力を身近に感じていただくとともに、わたしが生まれ育った島の活気を取り戻していけたらと考えています。
地域との協働内容
・とびしま海道周辺の漁師さん
天然のひじきを産地から直接仕入れさせていただいております。
・三次フードセンター
広島県の中山間地域の産品を集めたアンテナショップに、商品を卸しています。
・ひろしま里山・チーム500
そごう広島店で2020年から開催されている「さとやまマルシェ」に出店しております。
今年度(2月18日から開催)も、出店予定です。
プロフィール
松島や 代表 北尾悦子さん
国産の天然ひじきの取り扱いを2005年より開始。 島の漁師さんが冬の冷たい海で収穫し、鉄の大釜で茹でるなどすべて手作業で作られた香り高く柔らかいひじきを、商品として届けています。