令和4年度 さとやま未来円卓会議 事後レポート

令和4年度 さとやま未来円卓会議 事後レポート

みなさん、こんにちは。

チーム500「地域づくり知恵袋」です。


今回は、先月10月13日(木)に行われた、「さとやま未来円卓会議」の様子をお伝えいたします!


〈「さとやま未来円卓会議」とは?〉

「さとやま未来円卓会議」とは、中山間地域の課題解決に取り組むチーム500登録者の、活動の継続と発展を図るため、行政機関や経済団体・大学などによる構成団体から、アドバイスやマッチングによる連携を図るというものです。

昨年度までに19組が登壇し、この登壇をきっかけに事業拡大や新たなマッチングも生まれています。


〈今回の登壇者〉

今回は3組の方が登壇されました。各自が、10分ずつ現在の事業や抱えている課題についてプレゼンされました。


Katalyst 代表 中井皓一 さん


中井さんは、2020年から廿日市市地域支援員に就任されています。これまでに培ったIT技術の知識を生かして廿日市市空き家バンクにて「360°バーチャル空き家内覧」のサービス導入し、地域課題をIT技術を活用して解決していこうと活動中です。

また現在は広島県の「元気さとやま応援プロジェクト補助金」や「廿日市市地域課題解決型DX実証実験補助事業」の補助金を活用して3DモデルやVR技術を用いた、中山間地域との関わりが少ない若い世代にも訴えかけられるような取り組みを実践中です。

課題としては、費用面や新たなフィールドへの応用などを挙げられました。これに対し広島県DX推進チームの担当者からは、広島県での防災関連事業での事例紹介があり、今後はDX推進チームのコミュニティ等での活動も視野に入れていきたいとのことでした。


生原商店 代表 生原誠之 さん


生原さんは、『瀬織』という土壌改質材や、それを使った『せとうちコンポスト』という商品を販売しています。『瀬織』とは、これまで廃棄されていた三次市の浄水場にたまる天然泥の成分に着目され、扱いやすいように固められたものです。農家や作家に協力してもらいながら、新商品の開発や技術のさらなる活用をし、共鳴いただける新たなファンを獲得することで、持続可能なまちづくりを目指しています。

課題としては、個人レベルでの地道な取組から、自治体規模での取組への転換が挙げられました。これに対して、広島県の循環型社会課からは、事例紹介やコンポスト補助制度を実施している市町との連携への助言がありました。そのほか、ひろしまNPOセンターからは、協働についての積極的なコメントが上がりました。


松島や 代表 北尾悦子 さん


北尾さんは、呉市で瀬戸内産の天然ひじきの商品販売を行っています。ひじきは、日本国内に出回るものの9割は中国や韓国産のもので、国内産は1割を切る現状があるそうです。しかしひじきは、古くから日本で食べられてきたもので、ミネラルなどの栄養も豊富な食材です。国内産の天然ひじきを普及させ、故郷の島の活気づけに繋げたいと考えておられます。

課題としては、取扱店舗の拡大とブランド化を挙げられました。これに対し、広島県販売連携推進課からは、地産地消推進協議会での専用サイトでの情報発信などとの連携について提案がありました。また、広島県観光課からは東京の「tau」でのテストマーケティングなどの制度説明などといったマッチングもありました。


〈広島県田邊副知事からのコメント〉

各登壇者発表後の広島県田邊副知事からは「登壇者のみなさんの練り上げられたプランのレベルも高く、頼もしく感じました。構成団体などの関係者のみなさまは、可能性を秘めたこのプランのよき接着剤となれるよう、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。」とのコメントもありました。


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