『ひろしま里山・里海クラウドファンディング』 実践者インタビュー
みなさんこんにちは!
「地域づくり知恵袋」のCHIHIROです。
例年よりも早い梅雨明けとなり、蒸し暑い日々が続いていますね。
さて、今回は、
チーム500登録者の方にお話を伺った内容をお伝えしていきます!
今回お話を伺ったのは、
広島市佐伯区湯来町で「サゴタニ牧農」を経営しておられる、
久保宏輔さんです。
久保さんは昨年度、「ひろしま里山・里海クラウドファンディング」を活用して、「牛の棲む森」という放牧地を整備するための資金集めを目的としてクラウドファンディング(以下CF)を実施されました。
今回はその取り組みに関して伺った内容をご紹介します。
〈プロジェクト内容の決め方について〉
久保さんがひろしま里山・里海クラウドファンディングについて最初に知ったのは、広島県からCFに関する説明会の案内が来たことでした。
それまでにも「CF自体には興味があり、やってみたいとは思っていたものの、自分で学んでもどこから取り組めばいいのかがよくわからなかったため、説明会を利用した」と言われます。
説明会後、実際にCFを実施することが決まった当初のプロジェクトは、実際に行ったものとは違う内容でした。久保さん自身が、そのプロジェクトを進めることに前向きになれず、実は途中で諦めかけられたのだそうです。
そんなとき周囲の人に相談し、“本当に自分がやりたいことはなんなのか”を、徹底的に考え直しました。そこで出てきたアイデアが、実際にCFのプロジェクトとなった「牛の棲む森を作る」というものでした。
〈CFは自分の頭の中を棚卸しすることが大事〉
このCFのプロジェクト作りを通して久保さんが感じたこと。
それは、“自分の頭の中をしっかり棚卸しすることの大切さ”だと言います。
「サゴタニ牧農として2030年までに放牧への移行を目指す中で、その環境づくりこそが今自分がやりたいことだ!」と、久保さん自身が気づかれたことで、プロジェクト内容はより具体的になりました。庭師や木工会社さんの協力も決まり、100年先を見据えたプロジェクトに成長したのです。
久保さんは、その時を振り返り、
「内容を作り込む時間は大変でしたが、とても楽しかったです。たくさんの人のおかげで、支援してくださる方にとっても、牛たちや牧場の未来にとっても、良いものになるだろうと思うプロジェクト内容に作り上げることができました。それと同時に、これを実現するにはCF以外に方法はないじゃないか!と思いましたね。」と語られていました。
お話を伺って、久保さんの「牧場を通して、生きている実感を持てるような場所を未来に残していきたい!」という熱い想いが、今回のような多くの人の共感を生むプロジェクトになったのだと感じました。
〈ひろしま里山・里海クラウドファンディングに関するイベントのお知らせ♪〉
そんな久保さんのCFに関する、さらに詳しいお話を聴ける機会があります!
7月30日に実施される、「出会う!つながる!クラウドファンディングを学ぶミートアップ」です。
こちらは、CFに興味のある方だけでなく中山間地域での活動に興味がある方は、どなたでも参加できるオンラインイベントです。
詳細は、ぜひHPからご覧ください。
また、久保さんのインタビューの全貌は、今月末発行予定のチーム500の小冊子にも掲載いたします。
こちらもお楽しみに!
ひろしま里山・里海クラウドファンディング 公式HP