〈2月度オンライン交流会開催レポート〉
みなさんこんにちは。
チーム500地域づくり知恵袋です。
本日は2月に行った、オンライン交流会のレポートをお届けします。
〈ゲストはハキモフ香川有加さん〉
2月のゲストは、竹原市でエアビーアンドビーの宿を経営しているハキモフ香川有加さんでした。
ハキモフさんは、会社員時代にタイのホテルでゲストリレーションズオフィサーという、VIPのお客様に対して個別対応を行う仕事をしておられました。中でも外資系企業のお客様を担当していたそうです。
その経験を活かして廿日市市で民泊を営業していましたが、お子さんが大きくなったことを機に、別の物件を探し始めました。その後、空き家バンクで見つけた現在の物件に惹かれ、自宅と宿が離れていながらも遠隔で管理し営業されています。
〈空き家の改修ついて〉
今回の参加者には、宿泊業を始める予定の方やこれから古民家で何かを始めたいと思っている方が多く、改修から運営面に至るまでのリアルな質問が多く出ました。
ハキモフさんの購入した古民家は築100年経っていて、宿泊業をするための改修費用としては600〜700万ほどかかったそうです。そのうち約半分ほどは国の補助金などを活用して資金を集められました。
ところどころDIYをした部分もあるそうですが、遠方のためほとんどの改修を専門業者に依頼されたそうです。
〈インバウンドへの対応について〉
エアビーアンドビーの宿のため、利用者の90%は海外の方です。ベジタリアンの方も多いため、食事の問題を解決したいと思い宿内に自由に使えるキッチンを整備されました。宿周辺は早い時間に閉まってしまう飲食店が多いので、食事の問題を抱えていない宿泊者の方にも喜ばれているそうです。
エアビーアンドビーは、宿泊者と宿主がお互いを評価し合うシステムです。そのため、良いサービスを提供するほど評価され予約にもつながりやすくなります。宿泊者がどんな人なのか事前に知ることができるのも、メリットだとおっしゃっていました。
〈民泊を始める前に大事なポイント〉
・どの営業形態かを考えておく!
民泊には「家主居住型」と「家主不在型」の2パターンあります。ハキモフさんの場合は不在型で運営しながら、近隣でお手伝いスタッフを雇っているそうです。
設備の基準も違うので、民泊を始めたい方は、そういった条件等をまず決めておくといいですね。
・営業可能なエリアなのかを知っておく!
行政機関に確認すれば、民泊の営業ができるエリアなのか知ることができます。
検討中の方は、まず確認してみてください。
・サイトは魅力的に!
特にインバウンド対応の宿は、やはり日本らしさを求めている方も多くいらっしゃいます。
古民家であればなおさら、日本家屋らしさのわかる写真で魅力的に見せていくと良いですね。
・補助金等の情報は行政機関を活用
古民家の活用等で、補助金を検討される方は多いと思います。
チーム500登録者の方はぜひ「地域づくりサポートデスク」へ、お気軽にご相談ください。
〈次回のオンライン交流会が今年度最後!3月21日(木)に開催します〉
【第10回 チーム500オンライン交流会】
〈日時〉 3月21日(木)20:00〜21:00(予定)
〈形式〉 zoom ※お申し込みをされた方に後日メールでURLをお送りします
〈内容〉
・事例紹介
ゲストスピーカー:藤田和真さん
テーマ:「未来を動かせ!移動販売が切り開く地域づくりの可能性」
質疑応答形式で藤田さんの事例を伺います
・参加者同士での感想シェアタイム
・チーム500サイトの活用方法や各種制度の紹介
〈お申込み方法〉 Googleフォーム
〈定員〉20人程度
〈キャンセルなどのお問合せ〉
(株)BPL(チーム500運営受託事業者) 担当:岡谷
TEL 070-8524-8662
〈ゲストスピーカー プロフィール〉
廿日市市出身。12年以上の飲食店経験を経て2016年に「宮島口団子」で開業。
コロナ禍の大打撃でキッチンカー事業「福利家」へ転向を迫られるも、『自分のお店を
持ちたい』というご自身の夢と『自給自足の生活』という奥様の夢を叶えるべく湯来町へ移住。
2022年中に農作物で材料を自給する飲食店を開店させ、2025年には民泊を絡めた「たまりBarプロジェクト」を実現予定。
インフォメーション
- 備考
- お申し込みは専用のGoogleフォームからお願いします。