活動レポート

〈9月度オンライン交流会 事後レポート〉

〈9月度オンライン交流会 事後レポート〉

みなさんこんにちは。
チーム500地域づくり知恵袋です。

今回は、9月21日(木)に開催した
オンライン交流会の模様をレポートいたします!

〈ゲストスピーカーは元地域おこし協力隊の友松さん〉

〈ゲストスピーカーは元地域おこし協力隊の友松さん〉

この日のゲストスピーカーは、安芸太田町で「棚田カフェ イニミニマニモ」を経営する
友松裕希さんでした。

友松さんは、広島市内で会社員をしていたころ「もっと地域に密着する仕事をしたい」との思いで、地域おこし協力隊に応募しました。2015年から安芸太田町で協力隊員として活動し、棚田の魅力を伝えてこられました。

〈友松さんの活動について〉

〈友松さんの活動について〉

協力隊に着任後は、井仁の棚田のことを知るために1年間ほどは地域の中を歩き、自分から地元の人に会いに行ったりしながら、情報収集をとにかく行ったという友松さん。

徐々に地域の方との関係性ができてからは、野草をとって料理をしたり、一緒に他の棚田を視察に行ったりなど、地域内での活動を広げていったそうです。

「着任当時の井仁の棚田は、地域の方だけで維持するのは難しいという状況でした。そのため、自分がパイプ役になって、魅力を知ってもらいファンになってもらえば、呼びかけなくとも自主的に訪れてくれる人が増えるのではないか、という思いで協力隊の活動をしていました。」
と、当時を振り返っておられました。

さまざまな活動を通して、棚田の良さを伝え、維持をしていくための取り組みを行う中で、観光客がゆっくり滞在する場所がなく、景色を眺めるだけになっている状況が見えてきたそうです。そこでその状況を打開するため、カフェを始めることを思い立った友松さんは、カフェを作る過程から、地域や学生などを上手に巻き込み、開業までのプロセスをみんなで作られました。

〈8年が経った今、思うこと〉

〈8年が経った今、思うこと〉

井仁に来て8年が経った今、友松さんは「自分がどうやって地域に根ざして、どうしていきたいか、軸を持っていることが大事」と感じていると言います。

「何でもかんでもやるとうまくいかないこともあるから、まずは継続することを一番大事にしてきました。一回やっただけで終わりではなく、お店の営業や井仁の棚田のフォトコンテストといった企画も、できる範囲で続けること。
そうすれば質も上がり、それらを通して地域の認知度も上がっていくと考えています。」
と話されていました。

地域活動では、地域に馴染むことや継続性が課題となることは多くあると思います。そんな時に、まずはできる範囲のことをできる範囲で続けていくことは、いずれ活動の認知にも繋がりますね。

さまざまな工夫をこらしながら、現在も地域でカフェを営業される友松さんのお話、よろしければみなさんもぜひカフェを訪れて、伺ってみてください!