令和6年9月19日開催!オンライン交流会レポート「農業でつなぐ地域づくりのポイント」

令和6年9月19日開催!オンライン交流会レポート「農業でつなぐ地域づくりのポイント」


2024年9月19日(木)、Zoomを利用したオンラインイベント「農業でつなぐ!地域づくりのポイント」を開催しました。尾道市御調町菅野地区の『尾道柿園』で、地域文化を守りながら新たな農産物加工品の開発に取り組む大橋和也さんをゲストに迎え、農業を通じた地域活性化の事例やその秘訣を共有しました。


■ 地域文化を守る尾道柿園の取り組み

『尾道柿園』は、かつて「柿の里」として栄えた御調町の伝統を受け継ぎつつ、現代に合わせた新しい形での地域活性化に取り組んでいます。秋には、柿を干す様子がまるで「柿色のカーテン」のように広がり、地域の風物詩となっています。また、廃棄されていた柿を活用し、「柿酢」「ドライフルーツ」「柿の葉茶」などの加工食品を開発。さらに、柿渋の生産にも取り組み、その用途は染料や塗料として幅広く活用されています。大橋さんは、これらの活動を通じて地域資源の有効活用と伝統文化の継承に努めています。現在進行形で進んでいる商品開発についてもお話を伺うことができました。




■ 教育と地域を結ぶ活動

大橋さんは、「社会教育士」の資格を活かして、同町内の小学校・中学校・高校で「総合の時間」(まなびのとびら)の授業を行っています。その中で、昨年度、元気さとやま応援プロジェクト補助金を活用し、ビニールハウスを設置しました。これにより、御調高校の生徒たちが農業体験を通じて地域の魅力を再発見する機会を創出しています。農業が地域づくりや教育とどのように結びつくのか、その具体的な事例を交えたお話は、参加者に新たな視点を提供しました。





■ オンライン交流会の後半はブレイクアウトルームで交流!

勉強会の後半では、参加者が大橋さんの経験から学び、地域づくりの新たな視点を得る場となりました。交流タイムでは、地域活性化に向けた具体的なヒントや、補助金の効果的な活用方法について、参加者同士で情報交換が行われました。イベントの最後には、農家の方からの質問もあり、里山を守るための活動の苦労や難しさについての共有がなされ、お互いに励まし合う時間になりました。


■ 現場で学ぶ!地域の魅力の伝え方・届け方イベント開催のお知らせ

2024年10月12日(土)に広島県三次市で、地域の魅力を伝えるためのヒントを学ぶ現地交流会「現場で学ぶ!地域の魅力の伝え方・届け方」を開催します。ゲストには、三次市でお茶を栽培・加工・販売する「Tetoteto」の延原真由子さんと、ライブコマースなどを活用し生産者をサポートする「株式会社アンドピリオド」の藤中拓弥さん、大嶋憲人さんをお迎えします。

イベントでは、スマートフォンを活用した撮影方法や動画編集の技術を学びながら、地域の魅力をどのように効果的に発信していくかを体験的に学べます。さらに、中山間地域で活動する方々との交流も深めることができます。

地域の魅力を伝える技術を学び、地域活性化に貢献できる貴重な機会です。皆様のご参加をお待ちしております。


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