元気さとやま応援プロジェクト補助金 活用事例紹介 尾道市 大橋和也さん
プロジェクト名
御調食農菜園 〜Eat with a Smile Project 〜
プロジェクト概要
御調高等学校で講師をしている「総合的な学習の時間」で使用するため、生徒たちの農業体験の拠点となるビニールハウスを設置しました。ここで、農作物の栽培をテーマにした授業を実施しています。
補助金を活用して実施した内容
耕作放棄地だった場所にビニールハウスを設置するための資金として、補助金を利用しました。現在、このビニールハウスは、授業以外にも道の駅との協働イベントで芋掘りなどの農業体験にも利用しています。親子連れが気軽に立ち寄り、農作業を体験できる場所となっています。
補助金を活用した結果
令和6 年4 月からは、9人の生徒が農業実習に参加しています。ハウスを設置したことで、天候に左右されず農業実習を行うことができるようになりました。
プロジェクトのこれから
栽培・加工・販売までできる仕組みを作る
現在御調高等学校で行っている授業は、農業を通じて生徒たちの「生きる力」を育成する、人間教育です。農作物の栽培から人の手に渡るまでを考える時間を生徒たちと共有したいと考えています。そのために、栽培するだけでなく、加工品を作り、道の駅などで販売できる仕組みを作っていきたいです。
地域との協働内容
・広島県立御調高等学校
学校運営協議会(コミュニティスクール)のメンバーとして「総合的な学習の時間」に参加しています。地域おこし協力隊時代から関わり、講師として農業実習指導を行っています。
・道の駅クロスロードみつぎ
道の駅主催のイベントにて、農業実習の生徒たちと高校紹介を実施しています。また、他のイベントでは、自身が管理している畑で農業体験なども行っています。
・尾道市役所御調支所
学校運営協議会で日頃から連携し、事務処理、補助金申請などのサポートを受けています。
実践者
尾道柿園 スタッフ(元尾道市地域おこし協力隊)
大橋和也さん
1984 年生まれ、東京都出身。 農家の孫として育ち、大学院まで農学を学ぶ。卒業後大手スーパーの青果部で勤務。その後、世界各国での農業研修指導や、JICA 青年海外協力隊としてブータン王国で野菜栽培の技術指導を行う。2020 年4 月、尾道市御調町へ移住。現在は『尾道柿園』にて勤務。